ぼくのまいにちの過ごし方

三歩進んで二歩下がる。毎日一歩の日記

中国仕入れ日記-仕入れ前の予備知識-

こんにちは。リョウケンです。

久々のブログです。実は以前書いた楽天さんのオファーを受けて出店しました。登録など分からない事だらけで忙しくてついブログは後回しになってしまいました。楽天に限らずネットモールは売れる、売れないなど検索では良く出てきますがやっぱり売れないですね。勿論1点も売れない訳ではないですが、10万円の壁は厚いです。すぐに売れるくらいなら撤退する人はいないでしょうけど。まず商品の良さを分かっていただけるページ作りを誠実に作ろうと思います。

前置きが長くなりましたが楽天に出店すると決めたからにはアイテムの幅を広げなくてはと思い中国に行って作ってきました。中国で物を作るとき1番厄介なのはロットです。作る商品や工場によりますが大体1色300〜500、1型1000になればほとんどの商品は生産出来ます。

そのため大手のチェーン店でないとまず中国では自社製品なんか作れない訳です。ところがひとつだけ方法があります。広州の市場で買う事です。市場にある商品そのままでよければ10個から買う事が出来ます。オリジナルにしたいのであれば型を利用して生地や付属品を変更すればいいんです。その場合30個くらいでも別注出来ます。勿論お店によるので全部という訳ではありません。例えばこちら。これは牛革を使用したお財布クラッチショルダーです。来春のミニショルダーのトレンドに合わせて作りたいとは思っていました。クロは良かったのですが他の色は全くいいのがなくて。それで4色展開にするから各色10個でお願いしたら作る事が出来ました。

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このようにまだ売上規模がないけど自社のブランドを作りたい、粗利が低くてセドリや問屋仕入れは出来ないとお悩みの方は広州をお薦めします。ただし信頼出来るアテンドと一緒に行くのは絶対必要です。その理由の一つは普通日本のメーカーは広州市場では商品を買ったり作ったりしません。何故かと言うと不良品が多いからです。いくら少量だと言っても届いたら不良品だらけでは困ります。不良品の対応しますなんてネットで言ってるアテンド会社もありますが本当ですかね〜怪しいもんです。それに検品、検針してるってのも怪しいですね。まずしてません。やってないを前提にしないと。

なにか問題があった仮に商品代金を相殺したとして輸入にかかった経費まで払うとは思えません。だからちゃんとしたアテンドを見つける必要があるのです。日本語を話せるから、日本と中国に会社があるだけでいいアテンドなんて判断しちゃダメですよ。ただ日本人の悪い所は(物作りに関してですが)日本人の考え方を中国人に押し付けようとするんですね。ちょっとほつれてれば不良品、5ミリズレてれば不良品、織りキズでさえ不良品。織りキズは不良品ではないんですけどね(・・;)小売店側も検査に通さないと販売不可、バイヤーはサンプル作っては修正の繰り返し。こんなのこのまま続けたらその内、日本人の商品は誰も作ってくれなくなります。私も日本人の発注は受けないと言われて、買えない、作ってもらえないなんて結構あります。許容範囲は広くしないと中国で物は作れません。ユニクロくらい発注するなら別ですが。

二つ目は、アテンドがお店の人と交渉して値段が出てくるはずです。仮に50元としましょう。しかし本当に50元なんでしょうか?本当は40元かもしれません。普通アテンドには手数料がかかるはずです。大体15%前後だと思います。本来なら40元に15%で46元になるはずですが57.5元払ってる可能性もあんです。上乗せ分は自分のポッケ、またはお店のスタッフと山分け。まぁ、これは中国でも韓国でもあるある話です。商品代金があがるという事は輸入経費も上がるという事です。商品代金に関税がかかるからですね。しかし輸入経費って高いっす。それはまた今度にして...だからこそ信頼出来るアテンドが必要なんですね。私は本当に信頼出来る方と出会えているので運が良かったと思います。

どんな商品を作ってきたかは次回に。

中国で仕入れしたい、と思っている方の一つの参考になればいいなと思います。